シナジーカンパニージャパン

1966年生、神奈川県生まれ聖マリアンナ医科大学卒業、昭和大学医学部大学院卒業。タニクリニック(日比谷)副院長、聖マリアンナ医科大学予防医学助手を経て、2000-2002年アリゾナ大学医学部統合医療プログラム(Program of Integrative Medicine)にAssociate Fellowとしてアジアで初めて参加・修了。その後、中伊豆温泉病院内科医長、小糸製作所静岡工場診療所所長・産業医を経て現職。現在は、富士山麓・朝霧高原において、ガスや水道の無い生活を送りつつ、朝霧高原診療所にて、地域医療と養生医療を行っている。著書「統合医療のすすめ」(医学堂出版)、「統合医療運営マニュアル」(現代企画)、「イタリアン・テルメ」(エルゼビア・ジャパン)など。

SYNERGY ESSAY シナジーエッセー 山本竜隆さん

火曜日はシナジーカンパニージャパンの医療顧問でもある山本竜隆医師のエッセー。統合医療の実践者として、漢方について、健康と治癒についてなど、興味深いテーマをお話しします。

2010年8月24日(Tue)

「養生医療」-10 富士山!カラダの学校

朝霧高原診療所では、地域医療と平衡して養生医療を行っています。そして、その養生医療や滞在型の健康関連プログラムを、「富士山!カラダの学校」という地域グループの中で行っています。

「富士山!カラダの学校」はもともと林野庁の支援を受けてスタートしたもので、地元自治体や医師会、森林管理者、環境団体、医療機関、観光関係者などから構成された富士宮市森林資源等活用健康推進協議会がベースになっています。治療ではなく予防や健康増進がメインになりますので、対象は病気の方ではなく、基本的に健康な方、特に成人です。

パンフレットには校長の杉山氏によって以下のように書かれています。

“成人よ、健康を抱け!”

いつまでも健康で暮らすことは、老若男女すべての方にとって、とても大切なことです。ところが、大人になると仕事や家事に追われ、自分の健康を気づかうゆとりを失ってしまうことが多いのではないでしょうか。「富士山!カラダの学校」は、富士山西麓田貫湖(静岡県富士宮市)の豊かな森や湖、おいしい空気や水といった自然環境に包まれながら、楽しく健康増進を図るプログラムを総称しています。“カラダ”といっても、体だけではなく、心の健康もふくめた総合的な取り組みであり、また、リハビリからフィットネスまで、どなたでも気軽にご参加いただけます。健康は何ものにも代えがたい一生の宝物です。あなたの人生において“卒業しない学校”に、ぜひご入学ください・・・。

このように、富士箱根伊豆国立公園にあり、標高が700mで水や森林豊かという大変恵まれた環境で、地域医療と、都市部からの滞在プログラムを併せることで、あらたな過疎地医療の有り方、モデルを作っていきたいと思っています。
このためには、地域のさまざまな自然資源や人材を知り、最大限に活かすことが必要と思います。

2010年8月24日(Tue)